新緑の陣馬山

4月15日、市内緑区の陣馬山(じんばさん)へ、春の植物の開花状況などを調べに行きました。桜の開花前線と同様に、今年は例年よりも2週間近く早く開花が進行していました。いつもの年ならゴールデンウィークに入る頃に咲き始めるイカリソウが、すでにピークを過ぎようとしていました。

イカリソウ

スミレの仲間もたくさん咲いていて、エイザンスミレがちょうど見ごろでした。

エイザンスミレ

こちらはクロモジの花です。

クロモジ

林内ではあちこちでカケスが鳴きながら飛びまわっていました。

カケス

山頂はよく晴れて、10組以上の登山者が休憩していました。

陣馬山山頂

山頂近くのヤマザクラです。すでに花のピークが過ぎて、赤い若葉が青空に映えていました。

ヤマザクラの若葉

この日の調査の目的のもう一つが、樹林内の様子です。令和元年台風19号によって、特に西側斜面が荒れた状態になっています。この日、登山道から見たところ、だいぶ傷んで立ち枯れたり、枝が折れたりしている木もありましたが、樹林はそうしたものも徐々に抱き込むように風景に溶け込ませているようでした。

カテゴリー: 生きもの・地形・地質 タグ: , , パーマリンク