エビネが見ごろです

博物館の前庭に植えられているエビネが、見ごろを迎えました。

エビネ(博物館前庭)

毎年、花が終わった後に少し手入れをしてきたら、徐々に株が増えてきました。こちらのエビネは薄紅色のタイプの花で、唇弁(しんべん=花弁)が少し細身のタイプです。
エビネは中庭にもあります。こちらは白い花で、唇弁が丸みを帯びています。

エビネ(中庭)

こちらも株が増えるように手入れをしてきたところ、今年はこれまでで最大の30本以上の花径(かけい)が花を咲かせようとしています。日当たりの加減か、中庭のエビネは今咲き始めたところなので、来週以降が見ごろになりそうです。

こちらは、カザグルマのつぼみです。カザグルマは、県内では横浜市内の一カ所と、相模原市内の数カ所にしか自生地が残っていない絶滅危惧種です。

カザグルマのつぼみ

博物館では、市内中央区の自生地の株を増やして栽培し、系統保存をしています。中庭のカザグルマも、来週には咲きそうです。例年、ゴールデンウィークにちょうど見ごろになりますが、今年は花期が早まっています。来週、ご来館の際は美しい大きな花をぜひご覧ください。

カテゴリー: 生きもの・地形・地質 タグ: , パーマリンク