4月21日、市内緑区の西部、道志道(どうしみち:青山~青野原~青根の国道413号線)で、相模原植物調査会のみなさんとタンポポ調査を行ってきました。美しい里山の新緑です。
これは、相模原市自然環境観察員制度の全体調査として今年度行われているものです。市内のタンポポ調査はもともと博物館で行っていたものを、同制度の中で行うようになった経緯もあり、博物館では全面的にサポートしています。普段の植物相調査でもよく訪れている場所なので、勝手知ったる調査地です。在来のタンポポと思われる大きな株も発見しました。
せっかくなので、春の植物の開花状況も調べてきました。こちらはクマガイソウです。この春は軒並み花期が早いのですが、クマガイソウも例外ではなく、例年よりも10日程度早めでした。
フジも、例年ならゴールデンウィーク後半に満開となりますが、今年はすでに五分咲きくらいになっています。
ギンリョウソウもかなり早めの開花となっていました。
こちらはコミヤマスミレです。
少しジメッとした林内に生えるスミレですが、喜んで写真を撮って博物館へ帰り、ふと気づくとヤマビルに足首を吸血されていました。
花期だけでなく、当然ヤマビルの活動も早く始動するわけで、ちょっと油断していました。