博物館のまわりでは、いろいろな昆虫が活発に活動しています。先日(4月24日)の生きものミニサロンでも主役となったクワコは、だいぶ大きなものが目立ってきました。まるで隠し絵のようですが、何匹いるかわかりますか?
ピントのあっている真ん中の1匹と、左に1匹、そして奥にもう1匹の、3匹でした。
そして、生きものミニサロンで時間外に見つけられたミノムシも、ミノ(繭)の形がだいぶできてきました。
クワの葉の裏には、こんな大きなイモムシもついていました。
オカモトトゲエダシャクの幼虫です。大きな鳥のフンにそっくりです。
そして、春先から注目していた、キアシドクガは終齢幼虫になっていて、さすがにミズキの木の一部がかなり食べられています。
当初は大発生が始まってから(2014年~)では一番少なく感じていましたが、終齢期の様子を見ると昨年よりも多い印象です。おそらく、このような増減の波は普段からあるのでしょう。それでもこうした木は一部で、特に樹林の外縁部に多いのですが、奥に入るとほとんどありません。
そして、イモムシたちの天下かというと、天敵もちゃんといます。
シジュウカラは子育て中で、ひっきりなしにイモムシを捕らえては巣へ運んでいます。
こちらは巣立ちが楽しみです。