カイコの飼育が始まりました!

6月2日、毎年恒例となった、カイコの飼育が博物館で始まりました。
取り寄せた蚕種(さんしゅ=カイコの卵)がほぼふ化して出そろったため、2日のお昼に給桑を始めました。タネ紙(卵の付いた紙)の上にいる、ふ化したばかりのカイコです。

タネ紙の上のカイコ(ふ化直後)

ここに、クワの葉を刻んでそっと載せます。

最初は、食いつきやすいようにクワの葉を刻んで与えます

すると、クワのにおいを感知して、すぐにカイコがクワの方へ寄っていき、食べ始めます。初めての給桑の瞬間、生命の不思議にまず驚かされます。10分後の様子です。

すでにたくさんのカイコが葉の上で食べています

誰に教わることもなく、必死にクワに食いつくカイコ。立派な食べ痕がすでにできています。

食べ始めたばかりのカイコ

そして、小学校への出張授業も始まっています。この日は午後から、清新小学校(中央区)の4年生へお話をしに行きました。

清新小での出張授業

カイコを飼うということが、繭の生産を目的とした農作業であることや、成虫まで育てるとしたらどのようなことを考えておかなくてはいけないのかなど、いろいろな問いかけを含めて話しました。カイコの命について、農業について、真剣なまなざしで聴いてくれました。
エントランスでの飼育展示も間もなく開始となります。ご来館の際には、めざましく成長していくカイコをぜひご覧ください。

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