昨日から降り続いた強い雨と強風のためか、絶好の星見日和(^^)というコンディションの中、『パンスターズ彗星を観察するつどい』を事前に応募していただいた46人の参加により開催しました。
はじめに、猿楽祐樹さん(JAXA宇宙科学研究所赤外・サブミリ波天文学研究系研究員)から、彗星のお話しを聞いた後、3階の天体観測室、観測テラスへと移動して、天体望遠鏡で観察しました。
天体観測室の口径40cmのカセグレン式天体望遠鏡に導入したその姿は、白っぽくぼんやりと光る彗星の核のみを確認することができましたが、尾の部分までは分かりませんでした。
☆市街地の街明かりの影響もありましたが、写真を撮ってみると、かろうじて尾も写りました。
(画像クリックで拡大)
また、観測テラスに設置した天体望遠鏡では、木星、オリオン大星雲、プレアデス星団(すばる)を、そして、ハッブル宇宙望遠鏡や国際宇宙ステーション(ISS)のパスを肉眼で確認し、さらに流れ星が3つも見られるというおまけも付いて、大変にラッキーなつどいでした(^_^)v
☆南から西にかけて撮影した星空で、冬を代表する星座たちが西の低い空に傾いています。オリオン座をなぞるように描く光の線は、10秒間に上昇するISSの姿です。
(天文担当 有本)