藝大でレクチャーとフィールドワーク

6月23日と24日、東京藝術大学美術学部のゼミに生物担当の学芸員がゲスト講師として招かれました。美術学部の講師に生物?と不思議な組み合わせですが、このゼミでは、油画専攻の学生さんたちがフィールドワークをとおして作品制作とプレゼンテーションを行うことが課題となっています。
まずは普段アトリエとなっている教室内で、フィールドワークの基本をレクチャーしました。

室内でレクチャー

続いて、東京藝大に隣接する上野公園に出て、公園の鳥たちの観察を行いました。身近な鳥たちを探して「なぜそこにいるのか?」「そこで何をしているのか?」をテーマに観察してもらいました。

上野公園に出てきました

上野公園と言えばドバトですが、じつは他にもカラスやスズメ、ムクドリ、ツバメなどが次々と間近で見られ、学生さんたちも夢中で観察をしています。

ちょっと注意して探すだけで、5種類くらいの野鳥に出会えます

ドバトはやはりいろいろな行動を見せてくれました。なんだかイチャイチャしている2羽も・・

カップル?のドバト

40分ほどの観察でしたが、もともとモチーフをじっくり観察してスケッチするトレーニングに明け暮れている学生さんたちです。クロッキー帳には見事なスケッチがあふれていました。

ササッと描くスケッチがすばらしかったです

落ちていた羽根を実物大でスケッチした学生も

このゼミでは、最終的に作品を制作してそのプレゼンテーションを英語で行う成果発表があります。どんな作品ができてくるのか、今から楽しみです。

カテゴリー: 生きもの・地形・地質 タグ: パーマリンク