給桑開始から28日でほぼすべてのカイコを上蔟(じょうぞく:繭を作る場所への移動)しました。
蔟(まぶし)からはずした状態の繭です。まわりにはケバがついてます。
このケバも、立派なシルクです。集めて活用しようと考えています。ケバを取ると、しっかり作られた繭の形がよくわかります。
今年の繭も出来は上々。大きさも長径が4cm前後のものがほとんどです。
7月6日、上蔟から1週間が過ぎたため、繭の乾燥を行っています。乾燥は、通常は天日干しをしますが、博物館では熱風乾燥機で一気に乾燥させます。飼育展示も、繭の展示となりました。
一部の繭は乾燥させずにおいて、成虫を羽化させます。羽化した成虫も展示する予定です。
こちらはすでに乾燥させた繭の感触を確かめていただけるよう、触れる繭の展示です。(事前の手指消毒をお願いしています)
日々移り変わる飼育展示です。近日中に、いろいろな色や形の繭の展示も追加する予定です。