8月3日の夜、博物館お隣の樹林地内に純白のレースをまとったカラスウリの花が咲いていました。
カラスウリは、晩秋に実る果実は鮮やかな朱色でよく目立ちますが、花を見る機会は意外とありません。
それはやはり、夜咲く花だからでしょうか。この純白のレースの装飾の意味合いはよくわからないのですが、花粉の媒介者(ばいかいしゃ:花粉を運ぶ動物)であるスズメガの仲間へ何かアピールするものがあるのかもしれません。
日中の猛暑をふと忘れるような闇の中、ほのかに香る甘いにおいとともに、妖しい美しさを放っていました。