8月6日、市内緑区の沢沿いで植物調査を行いました。例年、この時期は博物館も繁忙期で行事や実習対応など盛りだくさんなため、あまり野外調査に出られません。しかし、今年は緊急事態宣言発令に伴い8月6日から臨時休館となったため、調査に出ることにしました。
目的はこちらの植物、オオヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科)です。
花が1センチメートルに満たないくらい小さいのですが、アップにすると・・
ゴマノハグサの仲間らしく、かわいらしい花です。このあたりの沢は細かく崩れやすく、いわゆる“ガレた”場所が多いのが特徴です。そうした場所に多いヘビがマムシです。この日もひっそり沢の影に隠れていました。
林道の水たまりでは、カラスアゲハが吸水していました。
こちらの接近に驚いて飛び立ち、近くの木にとまりました。
沢を吹き下りてくる風は涼しく気持ち良かったのですが、それでも猛暑に変わりありません。日なたや、無風時の暑さは尋常ではありませんでした。お昼で調査を切り上げたものの、たくさんの汗をかいたので、たくさんの水分を取りながら帰途につきました。