シリーズ「相模原ふるさといろはかるた」でみる名所紹介㊷ ㋛ 芝桜

芝桜 新磯の土手 春に染め (しばざくら あらいそのどて はるにそめ)

芝桜は、茎が芝のように広がり、春に桜のようなかわいい花を咲かせます。絵札のように一面に花が咲く様子はまさに圧巻です。

今回紹介する芝桜は、南区新磯地区の相模川左岸の土手「相模川散策路」沿いに植えられ、これまで多くの来場者の目を楽しませてくれていましたが、近年はその保全活動が難しくなっているそうです。

相模川散策路 新戸から座間方面を望む(芝桜の案内板もあります)

さて、相模川散策路には、ほかにも多くの見どころがあります。最も有名なのは例年5月4日、5日に開催される大凧揚げでしょう。

大凧揚げ写真(2009年撮影)

新戸から磯部に入ると、相模川から取水を行う「磯部頭首工」、室町時代の城 磯部城の本丸跡と伝えれる曹洞宗寺院「能徳寺」があります。

相模川から農業用水の取水行う堰「磯部頭首工」

室町時代の城 磯部城の伝承を伝える能徳寺

さらに、上流の三段の滝下多目的広場付近には、磯部城の防御施設と考えられる「上磯部の土塁」など見どころが多数あります。

上磯部付近の相模川散策路…左に上磯部の土塁説明版・相模川散策路標示がある

相模川散策路には、下記のような標示があり、周辺で見られる野鳥なども紹介されていますので、ぜひ標示を探しながら自然や歴史を楽しんでみてはいかがでしょう。

相模川散策路の標示

 

*このかるたは当館のボランティア「市民学芸員」が2017年に制作したものです。
*このかるたは相模原市立博物館の開館日に閲覧・貸出し可能です。(貸出しは要予約)
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