3月6日のブログで紹介したキシノウエトタテグモ。はやく皆さんに「トタテグモ探し」を堪能してもらいたいと、土の入った容器に入れたのですが…
ごらんの通り、一向に住居をつくる気配もなく、土の上でじっとしています。
もしかして至近距離でストロボを光らせたのが影響してはいまいかと、もう1頭採集してきましたが、これも同じ状態。
その辺でとってきた土が気に入らないのかと、採集した場所の土に変えてみましたが、相変わらずじっとしたまま。
そして、新たに土をとって来たときに偶然採集した個体は…
痕跡もありません。
あっという間に土に潜ってしまい(素潜り?)、住居をつくっていません。
唯一、住居ができたのがこれ。
直径1mmほどの超ミニサイズ。
これは3月6日に、偶然混入していた幼体です。
すぐに土に潜って住居をつくってくれたのですが、これじゃちょっと展示には小さすぎます。
相手は生き物、こちらの思ったようにはいかないなあ、と、またしても思い知らされています。(学芸班 木村)