生きものミニサロン再開!ひっつき虫捕かく大作戦!

休館にともない、生きものミニサロンも8月から休止していましたが、10月23日、再開できました。再開第一段のテーマは「ひっつき虫捕かく大作戦!」です。

本日の案内看板

秋も深まったこの時期、お隣の樹林地にはたくさんのひっつき虫(動物などに種子を運ばせるため、毛や布にひっつくタイプの植物の果実)があります。まずはそれを採集して、じっくり観察です。

秋晴れの森の中はさわやかでした!

採集には、軍手を使います。

ひっつき虫を“捕かく”する軍手

草むらをなでるように触るだけで、あっというまにたくさんのひっつき虫が集まります。テキストを使って種類や、ひっつくしくみを観察。

どのひっつき虫か、テキストで確認

ルーペで見ると、ひっつくための精巧(せいこう)な構造を見ることができます。

ルーペを使うとさらにわかりやすく構造を観察できます

続いて、ひっつき虫を使って遊びました。コセンダングサの若い果実に、ススキの穂を結び付けて、ダーツの矢を作ります。

コセンダングサダーツ

これを、用意したフェルトの的(まと)に当てます。的は、いつも参加してくれている小学生スタッフが作ってくれました。

展示用のスチレンボードを再利用して、フェルトの的を張り付けています

フェルトの的に当てます

けっこうまっすぐ飛んで、しっかりと的にひっつくので、盛り上がりました。
最後に、ひっつき虫のラスボス、イビセラ・ルテア(キバナツノゴマ)の果実を紹介しました。南米の砂漠地帯に自生する植物ですが、いったいどんな動物にひっつくためにこんな凶暴なかぎ爪が発達したのでしょうか。

ちょっと怖い!イビセラ・ルテア

イビセラと記念写真を撮ったりして、楽しく終了しました。
次回は11月27日(土)12時から実施します。

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