12月5日、市内の都県境を流れる境川(町田~古淵の区間)で野鳥観察を行いました。これは、相模原市自然環境観察員制度の野鳥部会有志のみなさんと博物館の学芸員が一緒に歩き、野鳥観察の楽しみ方を共有するために計画したものです。
まず出迎えてくれたのは、賑やかなシラサギ(全身が白いサギの総称)の群でした。
シラサギの群は、コサギの20数羽の中に、ダイサギが混じっていて、大きさの違いがよくわかりました。食べ物探しのためこまめに飛び回るため、コサギの大きな識別ポイントである、趾(あしゆび)の黄色もバッチリ見えました。
境川と言えば、カワセミです。この日も、コースの最初から中盤にかけて何度も登場してくれて、全員でじっくり見ることができました。
カモ類やカモメ類などの水鳥も多く、そうした鳥たちを至近距離で観察できるのが、都市河川の野鳥観察の醍醐味です。
水鳥以外でも、ハクセキレイがすぐ足元まで近づいてきて、よく似たセグロセキレイとの顔つきの違いなどを観察できました。
コース終点でまとめをしようと思っていた広場には、ジョウビタキが待っていました。
これで今日はフィナーレかと思っていたら、カシラダカもやってきました。
日陰に入るとちょっと肌寒い初冬の気候でしたが、半日の気軽な行程で、たっぷり野鳥観察を楽しめました。