12月19日の朝は、相模原もこの冬一番の寒さとなりました。駐車場やお隣の樹林地には、この冬初めての霜柱が立ちました。
水たまりには氷が張りました。
じつは前日の12月18日の朝もうっすら張っていましたが、今朝は厚さ2ミリメートルほどのしっかりした氷でした。
9時を過ぎても、日陰の落葉にはまだ霜が降りています。
地面に落ちたテイカカズラの綿毛にも、霜が降りています。
テイカカズラと言えば、今年は綿毛の付いたタネがよく目立ちます。こちらは、ヌスビトハギ(ひっつき虫)にトラップされたタネです。
テイカカズラは、地面をはった状態でも静かにおとなしく生育しますが、巻きついて登れる木があれば、ぐんぐんとつるを伸ばして、てっぺん付近で開花します。博物館お隣の樹林地では、ミズキがキアシドクガの大発生の影響で不健康になり、枝が落ちたり枯れたりしています。テイカカズラはそうした不健康な木、つまり、枝葉が落ちて幹によく日が当たるようになった木にとりつくと、またたく間につるを伸ばして梢まで覆いつくします。
そうして日光を存分に浴びて開花、結実します。今年、テイカカズラのタネがたくさん落ちているのはそんな訳があるのでした。キアシドクガの大発生は、こんなところにも影響を及ぼしています。