こんな表題を付けると、なんだか弥七さんが大活躍して不埒な悪玉をバッタバッタと…みたいな感じですが、これはもちろん、当館中庭に咲くキンポウゲ科のつる性木本植物、カザグルマのことです(言うまでもないですね…)。
連休始めにゆったりしっとりと開きかけていた花も、すでに全開となりました。キンポウゲ科なので、花びらに見えている白い部分は萼片です。しかしそんなことはどうでもよくて、とにかく大きな花です。直径約10センチ。毎年のことながら、気品と明るさを兼ね備えた堂々たる咲きっぷりに感嘆させられます。まだつぼみもたくさんあるので、しばらくは楽しめます。中庭のほか、プラネタリウム入り口前のガラス越しにも見ることができます。ご来館の際にはぜひご覧下さい。
もうひとつ、前庭やお隣の樹林地にたくさん生えているミズキも満開です。
(生物担当学芸員 秋山)