先日の生きものミニサロンでは、冬芽の観察で盛り上がりました。
ただ、30分という時間の中ではあまりたくさんの冬芽を紹介することはできません。場所を移動するだけでも時間がもったいないので、動き回らなくても見られるものだけを観察しました。せっかくなので、博物館の敷地内にあるほかの冬芽もここで少し紹介します。まずは、毛皮のコートをまとう冬芽の代表格とも言える、コブシです。
上の写真は花芽(かが)で、こちらが葉芽(ようが)です。
そして、形も葉痕(ようこん:葉の落ちたあと)の模様もハートフルな、クサギの冬芽です。
こちらは、ヒメコウゾです。口を丸く開けて怒っている人のようにも見えます。
ミニサロンのブログの冒頭にも紹介したサンショウは、場所によって幼木がたくさん生えていて、その1年目の枝にこのようにかわいらしい冬芽が見られます。
公園などの身近なところでも冬芽の観察はできます。真冬のこの時期が一番見やすいので、こんな木々の表情をぜひ探して見てください。