2月4日は、二十四節季の立春です。
ひと月に2回ほどおとずれる二十四節季の区切りですが、春分や冬至などと並んで、とりわけ話題となることが多いのが立春です。やはり春待ち遠しい気候の中、野外の色合いが少しずつ春めいていく様子を見てとれるからかもしれません。博物館周辺でも、ひだまりにはオオイヌノフグリが咲き始めています。
場所によっては、ホトケノザも咲いています。
そして、博物館お隣の樹林地の名花、フデリンドウも着々と春の準備を進めています。
フデリンドウは越年草(えつねんそう)で、初夏に結実した種子が、その年の晩秋には芽生えます。そして、落ち葉の下でひっそりと冬を越し、日長(にっちょう:日照時間の長さ)が長くなるころから、少しずつ成長して早春の開花に備えるのです。
春は着実に近づいています。