立春の2月4日、市内緑区の、フクジュソウの自生地へ行きました。フクジュソウは花期の長い花で、日当たりの良い土手のような場所では、1月下旬から咲き始めます。この場所でもすでに元気よく咲き始めていました。
フクジュソウの花弁に見える黄色い部分は、萼片が変化したものです。強い光沢があり、さらにパラボラアンテナのような湾曲した形で、光を花の中心に集めます。
光を集めることで花の中の温度を上げて、季節的にまだ数が少ない飛翔昆虫を効率よく集めます。そうして昆虫たちに花粉を運んでもらっていると言われています。
県内でも極めて珍しいフクジュソウの自生地は、これから北向きの斜面や林内なども徐々に咲き進んで本格的な春を迎えることになります。