一つ前の書き込みのとおり、本日(5/6)12時から臨時で「博物館のまわりのミニ観察会」を実施しました。20名ほどの方にご参加いただき、楽しい観察会となりました。最初にカザグルマの花を見ていただいたあと、駐車場前のクワの木へ。
そこで、れいのアワアワを見てもらいました。
「この中に何がいるのかな?」
「たまご!」
「きもちわるいもの!」
いろいろな声があがったので、ともかくアワをどけて中身に登場してもらいました。中にいたのは、アワフキムシのなかまの幼虫でした。カメムシのグループだから、セミとも近いなかまだよ、という説明にどうもみなさん納得いかないようす。虫めがねで見てもらうと…。
なんとなく、納得してもらいました。次に、白いもじゃもじゃ。これは黒い紙の上で縮こまった葉っぱをひろげてもらいます。集中してる頭がいっぱい。
もじゃもじゃの付け根にいたのは、なんとこれまたカメムシに近いなかまの昆虫。クワキジラミの幼虫でした。つくりものか抜け殻みたいな形のものが、モゾモゾ動き出してみなさんびっくり。
それから今日も、予定外の観察対象が登場。クワの木にいた大きめのガのイモムシ。
うーん、調べてみたけど、なんだかわからない。でも、ねっとりした雰囲気や、口から糸を吐いているようすは存在感がありました。
元気なお子さんたちが盛り上げてくれて、とても楽しい観察会でした!
(生物担当学芸員 秋山)