考古担当学芸員、縄文時代中期を語る。

2月20日に上鶴間公民館で考古学の講義を行いました。これは市民団体主催の「ふるさと勉強会」の講師として招かれたものです。

博物館以外の場所での講義は初めてで、やや緊張しつつ、会場へ向かいました。

今回のテーマは「相模原市の縄文時代中期について」。このテーマとした理由は、相模原市で多く見つかっている遺跡の時代は縄文時代で、特に今から約5,000年前ごろの中期が大半であるためです。

縄文時代中期の土器を説明中

 

参加者は30名で、皆さん熱心に聴いていただきました。

南区在住の方が多いとのことなので、磯部の勝坂(かっさか)遺跡、上鶴間本町の下森鹿島(しももりかしま)遺跡を事例として挙げ、縄文時代中期の特徴を説明しました。

 

講義中

 

講義後は会場から感想を頂戴し、南区に貴重な遺跡が残っていること、そしてその遺跡が身近なものであることなどを学んでいただけたことがわかりました。

新型コロナウィルスの感染により今回のような講義はあまり行っておらず、貴重な経験を積めました。今後もより分かりやすく、より楽しくを目標に頑張っていきます。

 

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