春の日だまり

二十四節季の啓蟄(けいちつ)、今年は3月5日だったので、3月12日はすでに一週間が経ちました。朝から気温も10度を超して上昇中です。そんな中、博物館お隣の樹林地の昆虫にとってはまだまだ気温が低いので、日だまりは大切な場所です。成虫で越冬していたテングチョウが、少し飛んでは日だまりに止まり、また飛んでと繰り返しながら暖を取っていました。

テングチョウ 越冬個体なので翅(はね)はボロボロですが、元気です

こちらも成虫で越冬するムラサキシジミです。真冬でもお天気が良いと飛んでいることがありますが、早春になると活発になって目立ちます。

ムラサキシジミ 瑠璃(るり)色の光沢が美しく輝いています

チョウたちの写真を撮っていたら、遠くから「キィーッキッキッキ」と声がしました。タカの仲間のツミの声です。

ツミ(’写真は昨秋撮影したもの)

ツミも繁殖期が近づいてきました。これからこの声も頻繁に聞かれるようになります。

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