5月11日、市内の相模川上流部へ植物調査に行きました。
目的の植物はこちらです。
ゼンテイカです。別名ニッコウキスゲ。信州の車山高原などの名所では、この花の群生を見に観光客が訪れるくらい、有名な花です。高原の花がなぜここに咲いているのか??
ちなみにこの場所は、通常、人がたやすく入れる場所ではありません。近くに民家も無く、植えられたとは考えられません。ヘメロカリスと総称される、園芸用に改良された品種もありますが、そうした品種の特徴も無く、どこから見ても、ゼンテイカです。
ちなみに、多摩川などでも点々とゼンテイカが分布していることが知られています。由来はよくわかりませんが、ともかくそこに存在して開花したという事実が重要なので、いくつか咲いていた株から1株を採集して、標本にしました。
近くでは、これでもか!というくらいたくさんの花をつけたヤブデマリの木がありました。
ガマズミの仲間の木なので、真上を向いてお行儀よく並んで咲く姿がとても美しく感じられました。