5月14日(土)、地質学講座が始まりました。
新型コロナウィルスの影響で一昨年、昨年と実施できなかったので、3年ぶりの開催となります。
今年は「身近な石の中の鉱物〜造岩鉱物の基礎」と題して、ごく一般的な岩石に含まれている主要な鉱物について全4回にわたってお話しします。事前申し込み制で、すでに定員に達しています。
講義形式の講座なので、オンラインで実施しても大して変わらないんじゃないかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、大いに違います。
参加者の反応を見ながら、うまく伝わっていないようであれば、より詳しく説明したり、あまり反応が良くないようであれば、切り口を変えて説明したりします。同じ内容を話すにしても、参加者に応じて、説明の仕方は大きく違ってきます。
オンラインだと、視聴している方の反応が全くわからないので、一方的に話すことになります。理解しにくい箇所があっても話している方にはそれがわからないので、そのまま説明を続けざるを得ません。
博物館の教育普及事業はやはり対面で行うのが一番です。少しずつでも対面の事業ができればと思います。