5月26日、毎年春と冬に行っている市内緑区にあるダム湖の調査を実施しました。前回の冬の調査では、たくさんのオシドリがカウントされたことをこのブログでも紹介しました。しかし今回は、冬鳥のカモ類が去った後のため、とても静かな調査となりました。ダム湖内にいたカモ類は、カルガモのみでした。
そのうちの一組は、親子のカルガモでした。通常は1回に10個以上の卵を産むのですが、残念ながらヒナは2羽しかいませんでした。すでにほとんどのヒナが外敵に襲われてしまったのでしょう。湖岸には、ジャケツイバラの黄色い花がよく目立っていました。
とても美しい花ですが、その名のとおり、とても鋭いトゲを持つ、つる植物です。うっかり服などにひっかけてしまうと、服が破けてしまうばかりか、ケガをしてしまいます。
この日はずっと薄雲がかかっていたせいか、ずっとハロ(暈:かさ)が出ていました。
こちらは、今回の調査で最も密度高く鳥を見ることになった、カワウのコロニー(集団繁殖地)です。巣の数は80個以上ありました。
近づくと中からヒナの声が聞こえていました。
調査を終えて集計をした後、ふと近くの公園の水路を見ると、アオダイショウが泳いでいました。
他にも途中、アナグマに出会ったりして、鳥以外の動物が印象に残る調査になりました。