6月26日、真夏を思わせる青空が広がる中、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました。今回のテーマは、「葉っぱ工作に挑戦!」として、身近な葉っぱを使って簡単な工作をしました。
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左から、サンダル(アオキ)、笹舟(アズマネザサ)、カタツムリ(シャガ)
さすがに炎天下で活動するのは危険なので、博物館前庭の日陰で開始。
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風があったので暑さはやわらぎました
材料の葉っぱはすべて、博物館の植栽管理の中で増えすぎてしまうと困るものを選びました。まずは、ササ(アズマネザサ)です。このササは、地下茎でどんどん増えて他の植物を追いやってしまうため、地上部を刈っていかないといけません。
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ヒサカキの植込みから突き出たアズマネザサ
作るのは、もちろん笹舟です。細長い葉で作るのは意外と大変ですが、みなさんがんばって作りました。作った笹舟は、水を張ったバットに浮かべてみました。
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ちゃんと浮かぶのが笹舟のすごいところです
続いて、アオキです。アオキも、低木ですがどんどん大きくなって地面を覆ってしまうので、刈りこんでいかないといけません。
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アオキ
アオキで作ったのは、葉っぱのサンダル。上手にできています!
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子どもが履けそうなサンダルです
最後に、シャガの葉でカタツムリを作りました(一番上の写真右)。
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シャガの葉
シャガは4~5月に咲く花が美しいのですが、外来種で、放っておくとやはり増えすぎてしまうため、参加者のみなさんに協力していただき、葉をだいぶ切りました。一番難しい工作でしたが、風情のあるカタツムリを作ることができました。
風が強くて工作は少し大変でしたが、そのぶん暑さがやわらぎ、楽しいミニサロンとなりました。
来月は、通常の第四土曜日ではなく、第三土曜日の7月16日に実施します。