このところ大学の実習の記事が立て続いていますが、7月3日にも、玉川大学の「博物館資料保存論」を受講する学生さん約30名が来館されました。まず、当館の資料収集や普及活動の様子、収蔵庫の管理などについて学芸員から講義を行いました。
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前半の講義の様子
後半は、実際にバックヤードをめぐります。2班に分かれて、1班は荷解(にとき)室や洗浄・乾燥室、大型資料収蔵庫、さらに館内の空調をつかさどるコントロール室、空調機械室などを見て回ります。
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大型資料収蔵庫の様子
空調機械室は、冷温水発生機などが低温でグォングォンと唸る様子にちょっと圧倒されていました。
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空調機開室内
もう1班は、収蔵庫を見て回ります。特別資料収蔵庫に続く前室を外から覗き、その奥の厚い扉については、前半の講義で話を聞いているため、みなさん興味深々の様子です。
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特別資料収蔵庫前室
収蔵庫内部では、資料を単にしまい込んであるわけでなく、利活用を含めて収蔵庫が機能している様子を見てもらいました。
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地質資料収蔵庫内
その後、1班と2班がローテーションし、終了しました。2時間ほどの実習で、地域博物館の裏側をたっぷりと見ていただきました。