この木なんの木、相模原市南区編

今日は早朝、日の出まもない時間から市内南区の谷戸で鳥の調査を行いました。定期的に行っている調査ですが、いつもながらこの谷戸の美しさには目を見張ります。個人的に、「この木なんの木、気になる木」の相模原版と認定しているのが、コレ。

谷戸から段丘面に上がった遺跡公園にある、エノキの大木です。後ろのもう1本とちょっとかぶっているので余計に大きく見えますが、それにしても立派な木です。内側から見ると…。

テレビCMで永年にわたって流れてきた「あの木」は多くがオアフ島のモンキーポッドという種類の木ですが、なかなかどうして、相模原にも立派な木があります。ただし、たまたま開けた場所に枝を広げられた木がこうして目立ちますが、じつは山の中に入るとさらに巨大な木がたくさんあります。こうしたアングルで見ることがないだけなので、なんだかちょっと不公平ですね。

さて、今朝は風も無く、上空をホトトギスが直線的に飛びながらさえずるような、さわやかな朝でした。水が張られた水田は鏡のように斜面林を映しています。

ハルジョオンにとまるルリシジミ。チラリと見せる瑠璃色の翅がとてもきれいでした。

(生物担当学芸員 秋山)

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