博物館お隣の樹林地は、四方をフェンスに囲まれています。そのフェンスには様々なつる植物がからみついていて、見ていて飽きません。初夏からぽつりぽつりと毎日咲いて目を楽しませてくれているのが、コヒルガオです。8月31日の朝、フェンスの脇を通りながら花に目をやると、何かがとまっています。
セセリチョウの仲間の、イチモンジセセリでした。頭を頂点とした鋭角三角形のフォルムが、コヒルガオのラッパ状の花にフィットしていて、ちょっとおもしろかったので写真を撮りました。
よく見ると、口吻(ストロー状の口)を花の奥へ入れて密を吸っていました。
そういえば、その前日の夜に同じ場所を通った時、おっ!と思わず声が出てしまうような、見事な目玉模様を見ました。
ハグルマトモエという蛾のようです。大きさは翅(はね)を広げて10センチ程度でしたが、見とれてしまうようなデザインでした。しかし、見とれていると蚊の総攻撃にあってしまうので、素早く撮影してその場を去りました。