こんにちは。博物館実習生(生物分野)の大川・武田・林部です。
本日は実習最終日、展示制作も大詰めです。と、その前に、専門分野初日に採集した植物標本を台紙に貼り付ける作業を行いました。
そのうちの一枚は、実習の記念として持ち帰れるように、ラミネートしました。思い思いの植物標本を作ることができました。
次に、展示制作です。私たちは、相模原を代表する絶滅危惧種、カワラノギクについての展示を制作することにしました。
まず午前中に、タイトルとレイアウトとキャップションの最終調整をしました。特に、タイトル決めは難航しました。多くの人の目に留まるようなタイトルにするのは難しい・・・。限界ギリギリで絞り出したタイトルに決定しました。また、レイアウトを決めると、キャプションの足りないところが見えてきました。 大急ぎでキャプションを作りました。
午後から展示パネルの印刷と切り出しを行いました。切り出しは3回に分けて切るのがポイントです。実習生全員集中して作業にあたります。
最後にいよいよ、特別展示室で展示を完成させます。資料を標本をケースに並べ、壁にキャプションを配置しました。何もない展示室に入るのはワクワクしました。
標本をケースに入れると一気に展示らしくなりました。
壁に解説パネルを打ち付けました。傾きやズレがないよう慎重に進めます。
無事完成することができました。展示を見渡して見ると、とても感慨深いです。
9月中旬から実習生展示が始まるので、是非見に来て下さい。
合計9日間をとおして、地域博物館の意義や役割について実感することができました。標本の作製、生きものミニサロン、実習生展示など学芸員の多岐にわたる仕事を経験し、学びの多い充実した実習になりました。ありがとうございました。