10月4日(火)に、令和4年度10月期の相模原市新採用職員研修で当館の学芸員が研修講師を務めました。
テーマは「相模原の歴史」です。
本年6月から10月までに入庁した行政職、技術職合わせて15名の新採用職員に向けて講義を行いました。
研修初日最後の1コマでしたが、皆さん集中して熱心に受講していたため、講師の話にも熱が入ります。
30分間の限られた時間内で、地形の成り立ち、遺跡の分布、近世以降の新田開発や養蚕、軍都計画、終戦後の人口急増とまちづくり、そして旧津久井郡4町との合併により、平成22(2010)年に政令指定都市へ移行して現在の相模原市に至るまで、特徴的な歴史上の出来事を解説しました。
当館では公民館等で催される各講座に学芸員を派遣することがありますが、実はこうした人材育成の場でも各専門分野の学芸員が講師を務めています。
郷土の歴史について知ることは、市民への対応やまちづくり等に役立つ知識として日々の業務に生かすことができます。
この日の講義が相模原市の将来を担う新たな職員にとって、市の歴史への興味・関心を深めるきっかけになればと思います。