市内の畑地を歩いていたら、杭やススキの茎から小さな鳥が、飛んでは止まる動作を繰り返していました。秋が深まるこの時期、そんな行動をするのは、渡り鳥のノビタキです。
標高1000メートルを超える高原や北日本の草地で繁殖し、冬は南の地域で過ごす鳥です。その渡りの途中に市内の河川敷や、広く開けた耕作地などに立ち寄ります。この場所では、2羽のノビタキが地面に下りて採食したり、近くの有刺鉄線にとまって羽づくろいをしていました。
色合いは地味ですが、ヒタキの仲間らしく、大きな目と長めの脚が特徴です。
そして、この色合いは日没近くの西日が似合います。
これからまたどれくらいの距離を旅するのでしょう。しっかり栄養をつけて、この先の長旅に備えてほしいですね。