中山間地域文化芸術作品展「Into the Forest-モノづくりの森へ」にて、旧藤野町の嵯峨(さが)遺跡出土の土器を11月17日(木)から11月27日(日)まで展示しています。
会場は相模湖交流センターアートギャラリーです。
この作品展は「森」をテーマにしたもので、出土した縄文土器は「土のかたち」のコーナーにあります。
近くには熊谷幸治氏の陶芸作品があります。これは現代と縄文時代の造形を比較する目的があり、さらには地域の貴重な遺跡を知ってもらう意図があります。
今回展示した土器は、土器の文様がよくわかるものを選定しました。いずれも今から約5,000~4,800年前の土器です。
嵯峨遺跡は中央道相模湖インターの西に位置しており、相模湖インターの拡張に伴い1986年に発掘調査され、縄文時代中期や平安時代の住居跡や土器、石器が見つかりました。
芸術作品との共演は、学芸員としても大変興味深く貴重な体験ができました。芸術の観点からも縄文土器を見ることができますので、みなさまもぜひご覧ください。