12月22日は二十四節季(にじゅうしせっき)の冬至(とうじ)です。昼間の時間が一年で一番短い日です。ただし、日の入り時刻が一番早いわけでも、日の出時刻が一番遅いわけでもありません。日の入り時刻が一番早いのは12月初旬で、日の出時刻が一番遅くなるのは来年1月初旬です。つまり、すでに日の入りはだんだんと遅くなっている途中で、日の出はこれからしばらく遅くなっていきます。
さて、下の写真は冬至とは関係のない、12月17日朝に博物館近くで撮影した写真です。
重く垂れこめた灰色の雲が、縞状になっています。これは、うね雲と呼ばれ、雲の分類では波状層積雲(はじょうそうせきうん)です。層積雲は低い空にできる雲で、いわゆる雨雲の多くが含まれます。うね雲には高度などの条件によって様々な形がありますが、写真のように地面と水平に長く見えるのはちょっと珍しく、遠近感もよく出ていたので思わず写真を撮りました。