1月22日、県立相模原公園で野鳥の調査会を行いました。これは、相模原市自然環境観察員制度の野鳥部会が、市内の公園の鳥類相(生息している鳥のリスト)を明らかにするために年間通して行っている調査で、今年度は相模原公園と、隣接する相模原沈殿池を調べています。基本的に、野鳥部会の観察員が個別に行って調べていますが、年に何度か、勉強会を兼ねて調査会を開いていて、今回は博物館の学芸員が案内しました。
最初に登場したジョウビタキのメスです。くりくりした目がとてもかわいらしいですね。
今年は冬鳥が少なめで、いつもの年なら公園内にたくさんいるツグミをほとんど見かけません。でも、沈殿池へ行くと、やっぱり定番のカモはいました。こちらはその中の1種で、オシドリです。
あまりの美しさに、観察員のみなさんも大喜びです。
カモの他にも、カンムリカイツブリやカワウなどの水鳥をしっかり観察してから、公園へ戻ります。途中、スズメの群れに出会いました。
野鳥に関心を持ち始めると、最初はスズメを見ても「いつも見ている鳥」くらいにしか思いませんが、ベテランになるにつれて、スズメのかわいらしさを再認識します。いつも群れてチュンチュン鳴きながら騒いでいる姿は、やっぱりかわいいものです。
終盤、園内の水無月園(みなづきえん)では、モズが姿を見せてくれました。
全体的に鳥の数は少なかったものの、2時間余りで約30種を確認できました。
楽しく観察しながら野鳥の特徴を知ることができる調査会です。自然環境観察員に興味のある方は、エコパークさがみはら(相模原市立環境情報センター)へぜひお問い合わせください。