博物館お隣の樹林地で調査の準備作業をしていたら、近くにこんな美しい鳥がやってきました。ルリビタキです。
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ルリビタキ(オス)
夏に亜高山帯で繁殖し、冬は低地に下りてきて、薄暗い茂みでひっそりと越冬します。博物館周辺では時々見かけるのですが、藪(やぶ)から出てくることがあまりないため、瑠璃色の姿をじっくり見られることがあまりありません。
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ルリビタキ(オス)
上の写真の個体はオスです。メスは一見すると地味な色合いですが、とてもかわいらしく、こちらも人気があります(メスの写真は別の場所で撮影したものです)。
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ルリビタキ(メス)
そして、こちらも冬の藪の中でひっそり過ごす冬鳥の、クロジです。オスは独特の渋い色合いで、こちらもなかなかその姿を見ることができません。
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クロジ(オス)
今日は、ふだんあまり入らない藪の近くで作業していたため、出会えたのでしょう。近くにはメスもいました。
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クロジ(メス)
冬らしい野鳥を間近で観察できて、ちょっとラッキーな日となりました。