3月1日(水)から、相模原市立博物館の自然・歴史展示室内に郷土の偉人・尾崎行雄(咢堂)のコーナーを新設しました。
場所は、現在市史ミニ展示「津久井郷土資料室と雑誌『日本少年』」を開催している旧清水家模型のすぐ近くです。
尾崎行雄は本市緑区又野出身の政治家で、その功績を讃え「議会政治の父」、「憲政の神様」とも呼ばれています。「咢堂(がくどう)」は尾崎が長年称していた雅号(ペンネーム)です。
当館では、これまでも尾崎の活躍をミニ企画展や巡回展、講演会など様々な形で発信してきましたが、一年を通して郷土の偉人に親しんでいただけるよう、このたび博物館内の常設コーナー化が実現しました。
新設した尾崎咢堂コーナーでは、尾崎の生涯や業績について解説パネルや写真で紹介し、ゆかりの実物資料を展示しています。
尾崎が幼少期に使用していたとされる手習帳や、成人後に津久井地域に帰郷した際に詠んだ短歌の草稿など、大変貴重かつ郷土との繋がりを感じられる品々をご覧いただけます。
常設展示ではありますが、当館所蔵の尾崎に関するたくさんの資料をまだまだご紹介したいため、今後展示内容を入れ替えることも予定しています。そのたびに、新たな資料との出会いや楽しみを発見していただける展示を目指しておりますので、ぜひご来館ください。
また、この常設コーナーをご覧になって、もっと尾崎について知りたい!と思われた方は、緑区又野にある尾崎咢堂記念館にもお越しいただければと思います。