3月27日、博物館の中庭で、ミミガタテンナンショウが咲きました。
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ミミガタテンナンショウ 中庭に3株ほど咲いています
ミミガタテンナンショウは、マムシグサの仲間で、神奈川県内では西側の山地、つまり相模川の右岸側に分布する植物です。しかし、相模原市内では、相模川の左岸側となる博物館周辺や木もれびの森、相模川沿いの段丘崖などにも分布しています。博物館の中庭も、植えたわけではなく、鳥が種子を運んだのか、いつの間にか咲くようになりました。そして、株数も少しずつ増えています。
同じく中庭では、ヤブレガサが芽吹いています。
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ヤブレガサの芽生え
お化けっぽいこの芽生えが、開く様子を左から順に示すように3本、並んで出ていました。
出始めは高さ5センチメートルくらいのかわいらしいお化けですが、梅雨のころには1メートル近くまで伸びて花を咲かせます。
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成長したヤブレガサ(6月に撮影)
これからぐんぐん伸びて、白毛に覆われた芽生えからは想像つかないほど瑞々しく大きな葉を広げていきます。