5月5日はこどもの日ですが、「端午の節句(たんごのせっく)」とも言います。
古くは五節句といって、季節の変わり目に人々の健康や幸福を願い、お供えや厄払いをしていた年中行事の一つで、元々は江戸時代の武家社会でおもに行われていたものが、庶民にも広がったとされています。
現代では、男の子の健やかな成長を願って、初節句(赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句)に鯉のぼりや五月人形が贈られたり、柏餅やちまきを食べてお祝いしたりする行事として親しまれています。
現在、相模原市立博物館では端午の節句にちなんで、1階エントランスに五月人形を展示しています。
これは、当館を拠点に活動する博物館ボランティア「市民学芸員」の有志によるもので、展示している五月人形や破魔矢は、市民学芸員個人が所有しているものです。また、展示の飾り付けなども、全て市民学芸員の手で行っています。
絢爛豪華な五月人形展示は、5月14日(日)までです。ぜひお近くでご覧いただければと思います。
また、本展示の関連イベントとして、5月5日(金・祝)にはお子様お1人につき1つ、折り紙で作った独楽(こま)をプレゼントします。こちらもぜひお楽しみに!
(歴史担当職員)