4月11日、博物館前庭のエビネの1株が花を咲かせていました。
例年より10日ほど早い開花です。一足先に咲いた感じのまだ咲き始めなので、ほかの株はつぼみです。
それでも、来週には咲き揃って見ごろになるかもしれません。
そして、お隣の樹林地のある一画にあるシロバナハンショウヅルも開花していました。こちらも例年よりも早めです。
なんとも言えない清楚な花です。
シロバナハンショウヅルはクレマチスの仲間です。相模原でクレマチスと言えば、園芸用に流通するクレマチスの原種の一つである、カザグルマです。市内の数カ所に自生地があり、そのうちの1カ所から系統保存のために挿し穂をして増やしたものが今年もつぼみを膨らませています。
こちらも、例年ならゴールデンウィークの頃に咲くのですが、2週間ほど早まりそうです。
博物館のまわりでは、春が急ぎ足で過ぎていきます。
(生物担当学芸員)