5月21日に相模原市の大沢公民館主催事業である親子体験教室「親子全力クラブ」の第2回「河原探検」が開催されました。河原の石の観察や石の重さ当てゲームをしました。河原の石の観察では、地質担当学芸員が講師を務めました。
最初に相模川の河原の石がどこから運搬されてきたのかを説明した後、代表的な石の見分け方などを説明しました。相模川の河原の石は、富士山、関東山地、丹沢山地から流されてきたもので、多くの場合、石を見ればどこから来たかわかります。
説明の後は参加者に自由に観察していただきました。親子で対話しながら、熱心に石を探して観察していました。
河原の石の観察の後は、石の重さ当てゲームです。750gと1kgだと思う石を拾ってきて、実際に重さを測ってどれだけ750gと1kgに近いかを競います。
このゲームはかなり難しく、それぞれの重さにつき、一人3回まで挑戦できるのですが、ドンピシャの重さの石を拾った参加者はいませんでした。ピタリ賞はいなかったので、一番近い重さの石を拾ってきた家族が優勝となりました。大沢公民館の方が750gちょうどの石を拾いましたが、スタッフなので審査の対象外で、ピタリ賞はもらえませんでした。
楽しみながら観察やゲームをして、石とたっぷり触れ合った半日でした。参加者の皆さんは、石に対する見方が変わり、石に興味を持っていただけたようです。
(地質担当学芸員)