博物館の中庭には今、ヤブレガサの花が咲いています。
このブログでも、3月下旬になると度々紹介してきましたが、それは、この植物の芽生えの様子です。
真っ白な毛に覆われた芽生えが、なんだか妖怪っぽくておもしろいからです。でも、梅雨の真っただ中に咲く花は柱頭(ちゅうとう:雌しべの先)や花弁がくるりとカールして意外とかわいらしい形をしています。
一度聞いたら忘れられないインパクトのある名前ですが、その由来となった葉もこの時期が一番大きく開いているので、ご来館の際にはぜひ中庭を探して見てください。
(生物担当学芸員)
【予告】6月27日(火)と28日(水)は館内設備のメンテナンスのため、臨時休館となります。