7月23日、博物館お隣の樹林地で、ツクツクボウシが鳴いていました。一昔前は、お盆が近づくと鳴き始めるセミでしたが、少しずつ早まっているように感じられます。鳴き声だけで写真は撮れなかったので、かわりに同じ日に見たアブラゼミの抜け殻の写真を紹介します。
ミズキの葉の裏についていました。ちなみに、近年は全体的にセミの鳴きはじめが早くなっていて、今年のヒグラシの初認は6月30日(相模原市立博物館駐車場)でした。ニイニイゼミの初認は6月28日で例年より少し遅いくらいでしたが、ミンミンゼミは7月14日(いずれも博物館駐車場)で、やはり少し早めです。
近くには、ハートを背負うラブリーな虫、エサキモンキツノカメムシがいました。
クサギの花も咲いています。この花が咲くと、真夏の到来を感じます。
梅雨も明けて、セミも出揃ってきて、いよいよ夏本番です。
(生物担当学芸員)