博物館駐車場のクワの木を見ていたら、葉の上をゴミが動いていました。
![](https://www.sagami-portal.com/city/scmblog/wp-content/uploads/2023/08/230809博物館048.jpg)
葉の上を動くゴミ
おやおや?と思って接写してみました。
![](https://www.sagami-portal.com/city/scmblog/wp-content/uploads/2023/08/230809博物館078.jpg)
ゴミの下には脚や口器が見えます
さらに拡大すると・・・
![](https://www.sagami-portal.com/city/scmblog/wp-content/uploads/2023/08/230809博物館044.jpg)
正体は、クサカゲロウ類の幼虫でした
クサカゲロウの仲間の幼虫です。背中の鉤(かぎ)状の毛で、植物片や捕食した虫の死骸などをひっかけて背負って行動します。ゴミにカモフラージュしているのでしょうか。
しかし、撮影した際も、かなり活発に動き回っていて、せっかくゴミに似せても虫であることはバレバレです。
こんなふうにカモフラージュしている虫もいれば、サクラの幹にはこんな虫が歩いていました。
![](https://www.sagami-portal.com/city/scmblog/wp-content/uploads/2023/08/230807博物館24.jpg)
ヨコヅナサシガメの幼虫
ヨコヅナサシガメの幼虫です。樹脂で作った人形のような光沢があり、こんな色合いでは目立ってしまうように思います。カモフラージュなのか、警告なのか、一筋縄では理解できないような色あいや形の虫たちです。
(生物担当学芸員)