本年の大河ドラマ主役でお馴染みの徳川家康ですが、相模原市内にもゆかりの地が存在しています。当館では1月~3月に、それにちなんだミニ展示を開催しました。
その後、せっかくの家康大河ドラマイヤーを市内各所で皆さまにお楽しみいただこうということで、ミニ展示「相模原にもあった!?徳川家康ゆかりの地」を巡回しています。
9月2日(土)からは、南区新戸(しんど)にあるれんげの里あらいそで展示をご覧いただけることになりました。
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ミニ展示の様子
展示ホールの天井には大迫力の大凧が!「れんげの里あらいそ」は、新磯ふれあいセンター、相模の大凧センター、新磯こどもセンターの3つの複合施設で、幅広い世代が学びや体験を通して交流することができる場所です。
今回ミニ展示が出張している展示ホールは、相模の大凧センターの常設展示スペースとして、訪れる人に本市の伝統「相模の大凧」の魅力を伝えています。力強く「相模」の文字が書かれた大凧は、12.1メートル四方、たたみ88畳分にものぼり、その大きさから、「7間凧」(1間=1.818メートル)とも呼ばれます。このほか、大凧が空に舞い上がる映像や、ミニ凧と記念撮影できるフォトスポットなど、見ごたえたっぷりの展示となっていますので、お越しの際は相模の大凧センターもお楽しみください。
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裏面は霊柩遷座について
また、すでにこのミニ展示や展示解説ブログをご覧になった方は、「南区新戸」と聞いてピンと来たのではないでしょうか?このれんげの里あらいそは、ミニ展示で紹介している新戸の一里塚や陣屋稲荷、座間市の宗仲寺のいずれも徒歩10~15分圏内の立地です。
天高く馬肥ゆる秋、れんげの里あらいそで展示をご覧になった後は、実際にゆかりの地を訪れてみるのもおすすめです。
(歴史担当学芸員)