夏がなかなか終わらないと思っていた9月から、10月に入って急に秋めいてきました。二十四節季の霜降(そうこう)は、今年は10月24日でした。霜が降りるほどではないにしろ、朝晩の涼しさは紛れもなく秋の深まりを感じさせます。そんな10月25日、市内緑区に隣接する町田市の沢沿いを歩きました。すると、秋を代表するキクの仲間、ヤクシソウがたくさん咲いていました。
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ヤクシソウ
沢沿いにはヤマアカガエルがいました。彼らが活動するにはすでに気温が低いのでしょう。ちょっと動きが鈍く、ゆっくり写真を撮らせてくれました。
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ヤマアカガエル
最低気温が5度を下回るようになると、カエルの仲間の多くが冬眠に入ります。もうそんな季節が目前になっているようです。
(生物担当学芸員)