11月1日に橋本公民館「杜の学級」の講師を務めました。今回のテーマは「相模川水系の地形と地質」。
まず、桂川・相模川の源流である山中湖から河口の相模湾まで、川の姿を外観してから、流域の地形の解説を行いました。富士五湖や忍野八海の成因や相模川が数十万年前は多摩川に合流していたこと、上流地域でも流路が変わっていたことなどを説明しました。また、流域の地質についても概説しました。
地形や地質の話だけでなく、流域の歴史や食べ物などの文化についても触れて、それらが地形・地質と関連していることを解説しました。内容の濃い2時間でしたが、参加された方は熱心に聴講されていました。歴史・文化が地形・地質と関わっていることをご理解していただけたようです。
(地質担当学芸員)