11月29日、霞が関の環境省第一会議室で、第57回全国野生生物保護活動発表大会が行われました。当館学芸員も審査員に加わっているため、アドバイザーとして参加しました。
愛鳥活動の発表大会として始まり、半世紀以上に及ぶ歴史のある発表大会です。今年は光明学園相模原高校理科研究部が見事、文部科学大臣賞を受賞しました。
特定外来生物のクリハラリスの分布調査や、胃内容物から食性を調べる活動の様子を堂々と発表してくれました。
全国から選ばれた小学校から高校までの9校はいずれもすばらしい活動内容で、地道なフィールドワークや、近隣の学校から海外の学校にまでネットワークを広げて活動している様子が発表されました。
光明学園相模原高校のみなさんは、同じくリスの保護活動の発表をした岡山県の高校生(こちらは在来のニホンリス)と情報交換をしていました。
国会議事堂を見下ろす会議室でプレゼンテーションをする機会というのはそうそうありません。
この発表大会は、参加されたみなさんだけでなく、後輩のみなさんにとってもこれからの活動への大きなステップになることでしょう。
(生物担当学芸員)
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