実習生の撤収作業(民俗分野)

今年度の民俗分野の博物館実習生には、ミニ展示「関東大震災と相模原」の一部を担当してもらいました。

展示制作の様子はこちら

展示期間はおよそ2か月。時事的な内容だったこともあり、多くの方々にご覧いただけました。

先日、この展示の撤収のため、民俗分野の実習生3名が博物館に再集合しました。

資料をケースの外へ出していきます

資料の取り扱い方を思い出しながら、作業を進めていきます。
左端に映るランプは、設営の時に一番苦労した資料ではないでしょうか。
ランプはガラス部分が多く、細長い形状をしているので、地震などがあった時に備えてテグスを使って、倒れないよう固定していました。
そのため、撤収の際にも慎重にテグスを外す必要があります。

慎重に資料を運びます

そして資料は収蔵庫の決まった場所へ、キャプションやパネルは分類して片付けます。

長い時間をかけて準備した展示ですが、撤収はあっという間、1時間ほどで終わってしまいました。

これで本当に民俗分野の博物館実習は終わりです。
大変な日々だったかもしれませんが、今回の体験で得たものは、将来きっと役に立つはずです。

実習生のみなさん、お疲れさまでした。

(民俗担当学芸員)

※相模原市立博物館は来年2月29日まで、エレベーターの修繕など館内工事のため臨時休館中です。ご理解とご協力をいただきますようよろしくお願いします。休館中のお問い合わせなど、詳しくは博物館ホームページをご覧ください。

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