今日は博物館が管理している古建築「吉野宿ふじや」に行ってきました。ふじやは、元々甲州道中の旅籠だったのが明治29年の大火で焼失した後、明治30年頃に建てられたといわれる建物です。もちろん今でも甲州街道(国道20号)に面しているのですが、国道を拡幅する工事のため、しばらく休館して「曳き家」という工事を行っていました。
「曳き家」というのは、読んで字の通り、家を引っ張って移動させる工事です。
元々、道路の際に建物がありました。向かって左に3メートル移動しました。
この度、無事に曳き家も完了し、7月2日(火)に再オープンします。当日は10:30からちょっとしたオープニングセレモニーを行い、9月1日(日)まで記念展示を行います。
この、展示を受け持つのが「NPO法人ふじの里山くらぶ」の皆さん。博物館との協働事業で、ふじやの活性化事業に取り組んでいます。
今日はオープニングの打ち合わせと、展示準備の最後の詰め。本当にもう秒読みです。
オープンした時に、またレポートしたいと思いますが、興味を持たれた方はぜひ、見にきてください。(学芸班 木村)